明治３５年、日本赤十字の創立２５周年を記念して作られた鍵巻式の懐中時計です。亡き祖父が借金のかたに取ったものらしく詳細は分かりませんが、とても貴重なものだそうです。
箱は傷みが進み壊れてしまっていますが、木枠を作れば修復可能かと思います。蓋内にシリアルナンバーらしきものが記載されていました。「五一」と書いてあるように見えます。
「Holes Jeweled」と彫られていますが、石数は不明です。時代的に７石か９石ではないかと思います。
付属の鍵でリューズを巻いてみたところ、なんと動きました。手元の時計と比較したところ正確に動いているようでしたが、長時間かけて検証したわけではないので分かりません。
https://youtu.be/yoi8JHoxSs8動作状況、動画に撮影いたしました。
１２０年前の時計であることを思えば状態は非常にいいと思いますが、鍵の先が微妙に曲がっていますので（写真参照）、しっかり巻くには別の鍵を用意したほうがいいと思います。


品も品ですので、ノークレーム・ノーリターンにてよろしくお願いします。